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立冬(りっとう)の養生

立冬
立冬(りっとう)は二十四節気の十九番目の節気で,新暦の11月7日か8日ごろにあたります。

このころは太陽の光も一段と弱く,日脚(ひあし)も目立って短くなり,冬の気配が少しずつうかがえるようになってきます。

立冬は非常に重要な節気であり,また人々の養生と身体の虚弱なところを補い益し助けるのに最もよい時季といえるでしょう。

立冬は文字だけを見ると「立(りつ)」は立(た)ち始めることを指し,「冬(とう)」は終結であり,万物の収蔵である」と解釈することができ,冬季の到来を意味します。『呂氏春秋(りょししゅんじゅう)』「十二月期(じゅうにがつき)」の中で,立春(りっしゅん),春分(しゅんぶん),立夏(りっか),夏至(げし),立秋(りっしゅう),秋分(しゅうぶん),立冬(りっとう),冬至(とうじ)という八つの節気であり,それは四季の移り変わりの過程をはっきりと正確に示すものです。



中医学では,この節気の到来は,暖かった気候が潜(ひそ)み隠(かく)れ,寒冷な気候がきわめて盛んになり,草木が枯(か)れ,虫や植物などが地中に伏せて隠れ,万物の活動が休眠状態に入り,鋭気(えいき)を養い,力を蓄え,やがて訪れてくる春の生命力の発動のために準備するものと見ています。

中国最古の医学書である『黄帝内経(こうていだいけい)・素問(そもん)』「四気調神大論(しきちょうしんたいろん)」篇(へん)では,

「冬の三ヶ月は,閉蔵(へいぞう)という。
水は凍(こお)り地(ち)は裂ける。人は陽を乱さないように,夜は早く寝るよう心がけ,朝は必ず日光を待ってから起きる。
(こころざし)を内に潜(ひそ)ませて私心(ししん)があっても抑えるかのように気持ちを出さないような精神状態にし,寒(かん)を避(さ)け,暖(だん)を取(と)り,皮膚を外に現(あらわ)さず,気を外に逃がさないようにする。
これは冬の気に応じて「蔵(ぞう)」(すべてのものをおおい包(つつ)む)を養う方法である。
もしこれに逆らうと,腎が損(そこ)なわれて,春になると,手足が冷えて,体力や気力がなくなる病(やまい)になりやすく春の「芽生(めば)える気」を身体に受けることが少なくなる。
冬季には,汗が少しくらい出るよう体を動かせば,体が暖まるばかりでなく,気持ちが愉快(ゆかい)になり,精神や気力を内に収めることもできる。これが冬季の「蔵」を養う方法である」

と述べられています。




運動の養生

立冬は冬季とはいえ,二十四節気でいう小寒(しょうかん)や大寒(だいかん)のように厳寒のような気候ではありません。
寒さは立冬から徐々に襲来しはじめます。
この時季より冬の寒冷に適応できるような体力作りが大切であるといえます。

スポーツや運動は寒冷の気候に適応能力を強めるには最もよい方法です。

屋外で運動をすれば,身体が寒冷の刺激を受け,筋肉や血管が絶えず収縮作用をくり返し,心臓の拍動を促し,血液循環を高め,呼吸を深め,新陳代謝を活性化して,熱量の産生を増加させることができます。

同時に大脳皮質(だいのうひしつ)(精神現象をつかさどる部分)の興奮を増強させ,体温調節の機能を活発にし,体温を調節することにより,寒冷に対する抵抗能力を強化することができます。

研究によると,冬季に身体の鍛練をする人としない人では,寒冷に対する抵抗力が10倍以上の差を持つことがあるといわれています。


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